« 0653 方向に気を使うとショートするパット(数学者にお願い) | トップページ | 0655 遠心力で飛ばす、という話の実際(修正版) »

氷の上でパットをすれば、打ち出しからしばらくの間、ボールは回転しないまま前進するだろう。トーナメント解説者が言う「転がりのいいパット」とか「いい打ち方でしたね」とか言う場合、それが何を意味するのかわからなかった。



まさか入ったからいいと言っているわけでないのはわかっていた。入らなくても「いいパット」と表現することがある。プロの目で見て、いいパットというのは滑らないパットのことではないかと、そう思えてきた。あなたは自分のパットを氷の上でやってみて、そのボールが打った瞬間からきちんと回転していくと思いますか?



ボールの直径を42ミリとすれば、一回転で13センチくらい進む。1.3メートルのパットなら、10回転してカップに届く。計算通りにそうなっていれば、ボールは全く滑っていないわけで、安定した軌道を描いていると考えられる。



ボールが回転せず滑って前進している図を想像してみれば、芝生の目に引っ掛かかればすぐ方向を変えるだろうし、傾斜があればそれこそきれいに滑って落ちていくだろう。だから滑らないボールを打つ。そのためにパターマットで練習する。



前に書いたように、この練習は飽きない。何しろボールが入るかどうかの練習ではなく、転がり方、ボールの最初の動き出しで滑らないように打つ練習だから切りがない。いつまでやっても、なかなか完璧に動き出す打ち方は出来ない。だから飽きない。 筆者


ゴルファーのほとんどは下りのパットより登りのパットの方が打ちやすいと言う。理由は明らかだが、プロの中には下りの方が打ちやすいと答えるのがいる。しかもそういうプロはパットの名手に多い。


名手だから当たり前とも言えるけれど、押し球の仮説に従うなら、名手は押し球を知っていてやるわけで、登りでも下りでも押し球ができるから、ということではないか。

実際登りのパットと下りのパットでは、意識的に調整しない限りゴルファーの姿勢が同じにならない。左足上がりと右足上がりになるわけで、普通に考えてどちらが押し球になりやすいだろうか。


前向きパットでは下りの方が押し球にしやすい。たぶん横向きでも下りの方が押し球になりやすいと思うのだが、それでも入らないのは登りのパットの打ちやすさ、その有利さが絶大だということだろう。

« 0653 方向に気を使うとショートするパット(数学者にお願い) | トップページ | 0655 遠心力で飛ばす、という話の実際(修正版) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 0653 方向に気を使うとショートするパット(数学者にお願い) | トップページ | 0655 遠心力で飛ばす、という話の実際(修正版) »