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最近ライ角を変えられるパターが公認されたらしく、市場に出回っている。ヘッドのバランスを簡単に変えられるドライヴァーも使えるようになった。無論ラウンド中に調整すれば失格だろうが、ともかくクラブ自体に、そのクラブの性能を変えられる装置が付いていても公式に使える、というのは不思議な変化である。



昔はロフトを変えられるアイアンがあった。ラチェットレンチのハンドルには首のところで角度を変えられるものがあるが、それと似た構造のアイアンがあって、そこを動かせば一本のクラブで済んでしまう。そういうのがあって普通に使えたのだが、いつの頃からか使えなくなった。たぶんロフトが無段階に変えられるのもまずかったのだろう。



ライ角が変えられるパターが公認なら、ロッドアンテナよろしくシャフトの長さやライ角を変えられるアイアンが公認されても不思議はない。もっと進んでシャフトの硬さまで可変式だととてもありがたい。以前ガットの硬さを可変出来るラケットを持っていた。普通ガットは縦糸を一本で張り、横糸も一本で、つまり長い二本のガットで張られている。



ガットの張り具合を可変出来るラケットの構造は女の子のポニーテイルのような感じで、短い数十本のガットで張られていて、その短いガットが全部束になってシャフトの中を通り、グリップエンドに集まっている。その束の先を、グリップエンドにある回転ツマミを回すことによって引っ張ったり緩めたりするのである。



誰かに貸したかあげたか忘れたが、もう手元にはないけれど、仕掛けは調べ尽くした。クラブシャフトの硬さを可変にするにはどういう方法が簡単だろうかと考えると、重さを無視できるならばシャフトを重ねるのが一番自然で、ネジ式にして先の方へ押し込むと硬くなるように作るのは難しくはない。



ライ角もやはりラチェットハンドルの首と同じ構造でいいと思うが、角度の変化が微量なのでちょっとした工夫が必要だろう。将来どこまで可変式のクラブが公認されるかわからないが、そうなるとラウンド中の監視態勢の方が大変になるかも知れないし、アマチュアゴルファーのラウンドはある意味いつも練習であり、いつも研究でもあるから、コンペを除けばラウンド中にクラブの性質を変えないというルールに意味はない。


果たしてこの先どういうクラブが承認されていくのか、また現在は公認だが、それが非公認になる、というクラブが出てくる可能性もある。 経済や商業的な未来を含めて、この先ゴルフ道具がどのように変化していくのか、微妙な段階に来ている。




プロはともかく、アマチュアが14本の重いバッグをプレーのたびに移動させるのもどこかナンセンスな感じがするし、省エネという課題もある。膨らみ切った風船はいつか突然破裂する。貸しクラブという選択肢もあるが、それはそれでどこか空しさが漂う。ロフト可変式一本アイアンと数本のウッド、そしてパターという組み合わせの方がまだましだろう。時間を80年ほど遡(さかのぼ)ると、一瞬ではあるが、そういう組み合わせは実際にあったのだから。 筆者

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