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ずっと作りたかった。前向きパットを始めるまで、これが最後のパターだと思って、作る予定だったが、前向きパットに変えたので、以来センターしゃふと型のパターばかり作っていた。今回90を切れずにゴルフから引退させられたのもまた、パットだった。



前向きパットの弱点はロングパットで、強く打てない。しかし3メートル以内は非常に安定している。ゴルフ場に行かないで家の中で練習するばかりだったため、短いパットに特化したパターを作ってしまった。そのパターで今年3ラウンド目のゴルフ場に出た。しかし不幸な偶然で、砂を撒いた超スローなグリーンに会って普段の3倍打たないと同じ距離が出ない。



ボールは打ち出しで弾んで前に行かなかった。これはロフトをマイナスにしてあるからだが、前向きパットではボールを後ろから押すように打つのが一番安定するので、自然にロフトがゼロを超えて負の領域へ入る。こうすると真っ直ぐ押す感じが出やすいからだ。しかし強く打つことは不可能になる。



ゴルフ引退は新しいゴルフ研究に道を開く。ということで、まずはパターを一から考え直し始めた。L字のパターの良さはヘッドの先がその重さで勝手に走り出すことで、フェイスを真っ直ぐ動かしにくい。それが逆にフェイスの向きを知らせる情報源になることだ。センターシャフトのパターは真っ直ぐ動かしやすいが、フェイスの向きを知る手だては自分の眼だけで、フェイス面がぶれにくい代わり、変化を感知することが難しい。



前向きに変える前、最後に作りたかったのが3番ウッドのパターだった。グリーンからちょっとこぼれたボールをフェアウェイウッドで転がすことがあるが、そのボールがオーケーボールになると、パターを使わずフェアウェイウッドでちょこんとカップインさせる。このフィーリングがとてもいいことに、前から気付いていた。



横向きパター最後のチャンスはウッドパターにある、と思っていた。すると、最近ウッドパターというのがアメリカで作られたそうで、先を越されたが、高くて手が出ない。急いで500円の鉄製3番ウッドを買い込み、フェイスを削ってロフトを4度まで立てた。あとちょっと立てたいので、ネックを曲げるつもりだったが、忘れていたことがあった。



鋳造だった。鋳物は曲がらない。ネックが折れてハッと気付いた。中古屋さんで磁石まで借りて鉄だと確認したのに、鋳物を忘れていた。やむを得ず、シャフトを少し削って差し込みを工夫し、ロフト4度弱のウッドパターが出来上がった。ゴルフ場で試す機会がないのでわからないが、とてもいい。



パターという感じに振らないで、左ヒジをピンと伸ばし、フェアウェイウッドと同じようにワッグルして構え、打つ。そうするとボールの押し出しや引っかけがない。ないと言うか、フェアウェイからのショットと同じイメージになる。なかなかいい。



試しに作ろうという人のために、作り方を書いておく。中古ゴルフやさんへ出かけ、店の外にあるガラクタの中から気に入った形のフェアウェイウッドを探す。出来れば3番ウッドがいいが、鉄のウッドは案外厚みがあるようで、13度というロフトを4度まで削っても中の空洞まで達しなかった。



この作業はサンダーがないと出来ない。4度くらいになったら、当て板に40番のペーパーをあてがってフェイスを滑らかに研ぐ。次に180番、さらに320番、少しツルツルになったらそれで使えるが、最後に1000番くらいの細かいのを使えばかなり光ると思う。自分の顔がハッキリ映るほどにするには、アクリル板を磨くための研磨剤を使えば、きっと鑑になる。



シャフトの方は2,30センチ切らねばならないが、グリップをそのまま使うため、先の方から20センチか30センチ切る。そうすると径が太くてヘッドに差し込めなくなるので、シャフトの先を細くする。カッターで削り、ペーパーを掛ける。カーボンシャフトの厚みがかなり減ってしまうが、パターだからそれほどの荷重はかからないので大丈夫だろう。


最大の問題はヘッドの重さが軽すぎる点で、普通ウッドのヘッドは220グラム前後だが、パターの平均的な総重量は550グラムから800グラムまでで、シャフトに相当重いのを使っても、120グラムは稼げない。つまり、少なくとも230グラムのおもりをヘッドに取り付けなければならない計算だ。



230グラムを、釣具屋にある鉛のおもりの一番大きなものを使っても、4個は必要になる。それを溶かし、ウッドのヘッドの上に取り付ける。この作業が一番大変だ。私は溶かした鉛をヘッドの上から流した。無論、ヘッドから流れ落ちないよう、囲いを作ってから流し込む。


あとはヤスリでヘッドの形を考えながら滑らかにすると、ちょっと頭のふくらんだウッドヘッドが出来上がる。これを塗装して出来上がり。日曜大工ほどの時間は掛からないが、慣れていないと難しいかも知れない。 筆者

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