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どうもこの選手のスイングが気になるのか、以前にも何か書いたことがあるが、再び登場していただく。あの変わったスイングは誰かに似ている、と、たぶんそういう話を前に書いたのだと思うが、誰に似ていると書いたのか忘れてしまった。


昔パワービルトというメーカーがあった。アイアンのバックフェイスに三角形の厚みがあるのが特徴だった。普通は赤富士のような左右対称の三角がバックフェイスの真ん中にあるのだが、パワービルトの三角形は東京から見る富士山のように、左側が緩やかに傾斜している。


つまりアイアンの先の方が重くなっていて、如何にもマッスルバックなアイアンなのである。ベン・ホーガンがこの三角形のウェイトのようなものを使うとすれば、逆に右側の傾斜を緩やかに作る。もっとも、ホーガンのクラブも本当のホーガンは60年代から70年代の終わりまでで、それ以外はホーガン作ではない。だからウェイトも先の方にある。


笠りつ子プロのスイングも、真っ直ぐ打ちたいという気分が強いスイングなので、その点はホーガンと同じだ。だから先の重いアイアンは使いにくい。それでああいうスイングになった、ような気がする。ホーガンのアイアンがあれば、その必要はなかっただろうというのは、ジョーダン・スピースと同じことだ。


ロコ・メディエイトという不思議なプロがいる。大事な場面で突然ベタピンに打ってくるプロという印象もあるが、スイングが笠プロにどこか似ている。もしも彼女がこれを読むことがあったら、是非メディエイトのスイングを研究していただきたいと思う。無駄にはならない。


もっと古いのではやはりレイモンド・フロイドだろう。彼は非常にパワーがあったからちょっと違うのだが、フィニッシュの格好などはよく似ているし、何よりものすごく強かったプロだから、参考になると思う。


彼女のようにヘッドのキックを殺して真っ直ぐ打つタイプにはベン・ホーガンよりもっとベン・ホーガンらしい私の使っているアイアンのような設計のものがあれば一番いいのだが、世の中を見渡してもそういうアイアンがない。


唯一残っているのは先述したブローニングの440で、笠プロが440を打ったら何と言うか、訊(き)いてみたいものだ。 筆者

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