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ボディーターンスイングとは

最近、ゴルファーが自分のスイングを簡単に説明する際、「私はボディーターンスイングですから」とか「リストターンタイプです」とか言うのを耳にする。定義はないのだろうが、何となく気分はよくわかる。

私自身のスイングはボディーターン型であり、そしてフラットスイングであり、横振りである。ドライヴァーでは一目瞭然だが、サンドウェッジになると外から見た場合わかりにくくなる。短いクラブなので、シャフト自体は縦に振られているからだが、それでもボディーターン型であり、フラットスイングであるが、横振りではなく縦振りになる。

その証拠に、右足の靴底が空を向くほど右足がひっくり返る。リストターンタイプでは右足の返りはさほど目立たない。

リストターンと呼ばれるスイングは、日本人ゴルファーにも最近増えてきたスイングで、私はそれをアップライトスイングと呼んできた。極端に言えば、大リーガーの投手はリストターン型が多く、ボディーターンをせずに投げる。野茂が大リーガーになったとき、トルネード投法という名前が付けられたくらい、アメリカの投手にボディーターン型は少ない。


逆に日本ではほとんどの投手はボディーターンである。前に書いたとおり大リーガー風の投げ方をしたのは中日の牛島投手だけだったが、最近はきっとボディーターンを使わない投手が増えていると考えられる。ゴルフでリストターンタイプというのは、私の分類というか定義ではアップライトスイングに当たるだろう。


野球のバッティングはバットを水平に振るのだから当然横振りだが、そこにもリストターンタイプとボディーターンタイプがある。私は野球を見ないので、子供の頃に見た昔の選手の名前しかわからないが、ホームランバッターは大抵リストターンタイプだった。


体重の移動は使うがボディーターンを使わない。王貞治とか大島とか田淵とか、そういうホームランバッターはこのタイプだった。逆にヒットメーカーはボディーターンタイプが多かった。天下の長島はホームランバッターでもあったが、典型的なボディーターンタイプで、打った後、体が大きく開いた。


ボディーターンは体を回すのだから、スイングすればそれに連れておへその向きが変わる。ぐるっと回っていく。リストターンは頭の上下動が起きる。沈んで上がる。ヨーヨー打法のような感じでパワーを作り出す。タイガー・ウッズにしてもローリー・マキロイにしても沈んで上がる。


ベンホーガンマニアのチャールズ・ハウエル3世のように、頭を上下について微動だにしないのはボディーターンタイプだからかも知れない。それではボディーターンとリストターンをミックスしたスイングはないかというと、誰でも多かれ少なかれ混ぜて使っている。


スイングにおける力の出し方というのは皆同じと思われがちだが、思いの外いろいろあるもので、たとえばテニスのサーヴには二種類ある。私の研究による分類だから一般的に知られてはいないが、間違いない。


軟式テニスをする人は腰の回転で打つ。ボディーターンである。両足で地面をしっかりとつかみ、固定する。その土台の上に、腰から上を乗せて、それを回転させる。右足で地面を蹴る。だからサーヴを打った後、右足から一歩前に出る。左足から出ようとするとコケる。


一方硬式テニスの場合はサーヴを打った後に左から足が出る。というか、出せる。両足で地面を蹴ってパワーを出すタイプだからだ。無論硬式でも軟式流のサーヴをする人は結構いるが、日本人に多い。これは言わば日本人にはボディーターンタイプが向いていると言うことだろう。


小さなボートの上や筏(いかだ)の上で二つの種類のサーヴをすると、軟式流では地面にしっかり足を固定して踏ん張りながら腰を回すのだから、サーヴすると、ボートが腰の動きとは逆方向に回転する。ところが硬式流だと両足で地面を蹴るのでサーヴするとボートは真っ直ぐ後ろに滑り出し、本人は水面にドボン、となる。


これだけ全く異なる力の出し方をしているのに、それに気付く人はいない。ゴルフはスイングの解析が進んでいるので、一応はテニスより進化していて、ボディーターンとリストターンと言うように、分類が出来ている。ただし、ボディーターンの方はいいが、リストターンの方のメカニズムは、まだ正確な説明の出来る人がいない。


リストターンタイプとボディーターンタイプの有利不利を身長で考えた場合、190センチまでは特別リストターンの有利はないと思う。もっとも身長167センチでリストターンを使い活躍したジェフ・スルーマンのような場合もあるから一概には言えない。


が、ボディーターンの安定感のあるスイング形式と、上手くできれば思わぬ飛距離をもたらすリストターンのスイングを比べた場合、練習量が無限にあるプロを除けば、リストターンのクリチカルでトリッキーなスイングをアマチュアがやって成功するには天性の鋭い感性が不可欠だろうし、背が高くないとその価値が出てこない。


私はリストターンに興味がないので詳しく説明しないが、リストターンスイングというのを勉強したいなら、ヨーヨー打法を読んでみたら、何かわかるかも知れない。何を書いたか忘れたが、参考になることが書いてあるかも知れません。 筆者

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