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REAX 65S という名前のシャフトが3本ある。シャフトにはM2の大きな文字がある。テーラーメイドのクラブだと思うが、ネット上のどこを探しても、メーカーサイトのどこにも、このシャフトのトルクは示されていない。謎なのだ。

故意に隠しているのだろうか。このシャフトは恐ろしく硬い。S-400より硬いかも知れない。しかしこのシャフトをドライヴァーに差して試し打ちをしたら、左に曲がった。長らくゴルフをしていないので、全てのクラブは改造されてしまい、当然ドライヴァーも、使ったことがあるドライヴァーは一本もない。

だから今使っているドライヴァーというのはないが、数ヶ月ほど前、TM5-115と書かれたシャフトを長くしてドライヴァーヘッドに差した。R15という文字がシャフトにあるので、これもテーラーメイドだが、このシャフトのトルクは2.7とわかっている。

試打してみると左に飛ばなかった。しかしこのシャフトは私が使ってきたものの中ではかなり柔らかい。柔らかいけれど、トルクはすごく小さいのだ。というわけで、M2の REAX65Sというシャフトはとんでもなく硬いシャフトにもかかわらず、結構ねじれが大きいシャフトなのではないかという推測が成り立つ。

(この推測には疑問のある人もいるだろう。私自身よくわからないところがある。私の長年の経験に依れば、柔らかいシャフトで打つと右に飛ぶ。昔のことだから柔らかいシャフトはトルクも大きいはずだ。

自然に考えれば、ヘッドが戻り切らないからフェイスがまだ右を向いたままボールに当たり、それでスライスが出る、と思うわけだ。しかしここで問題なのは、「しなり」が戻らないのか「ねじれ」が戻らないのか、両方なのか、ということだ。

ゴルフスイングの専門家と言われる人達でも、ねじれが大きいと戻りも早いからヘッドスピードの速いゴルファーはホックする、と断言している人もいれば、私と同じ説明をする人もいる。

私自身、まだ調べが済んでいないから、何とも断言は出来ないが、「ねじれ」と「しなり」という二つの要素が無関係に扱えるようになった今、同じヘッドに沢山の異なるシャフトを差して研究すれば、事実は明らかになるだろう。

真っ直ぐ飛ぶはずのボールがシャフトのせいでホックしたりスライスしたりする原因が「しなり」なのか「ねじれ」つまりトルクなのか、まだ誰も本当のことは知らない。なぜかというと、これはゴルフマシーンでは調べられないからだ。

ゴルフスイングはヘッドスピードだけでは語れない。スイングの要素はほかにもある。だから私が自分のスイングで調べた結果は、私と同じ性質のスイングをするゴルファーには当てはまるけれど、別のスイングをするゴルファーには当てはまらない。

そういう事情があって、専門家でも全く逆の話を平然とするのだ。今回の私の推測は、私自身の長年の経験とは逆の推測になっている。だから私はこのシャフトのトルクを知りたい。左に飛んだのはシャフトの硬さ、つまり「しなり」の少なさが原因だと思うのだが、トルクが大きいからかも知れないのだ。)

ねじれはボールの行き先を危うくする。その代わりに飛ぶ、かも知れない。しかし硬さ、つまり「しなり」はボールの行き先に,もっと正確には曲がり方の大きさに余り深刻な影響を及ぼさない。

「しなり」は体力勝負だから、自分が楽な硬さを選べばそれで済む。体力が余っている場合、技術を身につけてもっと柔らかいシャフトで飛距離を出す、という選択肢もあるが、一応ギリギリで硬い方を選ぶと練習無しにゴルフを楽しめる。

それにしても、これだけ情報が氾濫しているように見える今の社会で、巨大メーカーの純正シャフトのスペックを誰も知らないというのは不思議だ。トルクを調べる器械を持っているプロショップが沈黙しているのも妙だ。調べていないはずはないのだから。筆者

試打のついでに前に作ったショートウッドをテストした。このショートウッドは左向きなので目標に正対するラインをヘッドに引いてある。このラインがクラブのソールラインと20度も違うので「本当だろうか」と悩んでいた。

試打したところ、私がレーザーで調べて引いたラインを目標に向けると見事に目標へ真っ直ぐ飛んだ。次にクラブのソールに合わせて打つと、左に飛んだのだが、私の予定では真っ直ぐ飛び出してドローするはずだったのに、ほとんどドローはせず、ただいきなり左10度くらいに飛んだ。

なぜかと考えた。ウッドと言ってもロフトが30度くらいあるので、ウェッジと同様にフェイスの向きの違いが小さいから、フェイス面の方向が勝って、スイングプレーンのスクエアさが負けた。

ロフトの小さいクラブではボールはスイングした方向に飛び出し、インパクトでのフェイスの方向によってスライスやドローになるのだが、ロフトが大きくなるにつれて、スイングの遅いパターと同じように、スイング方向よりも面の方向が強く出る。

ショートウッドを買ったら、必ず自分のアドレスで面がどこを向いているか、確かめることを忘れずに。大半のショートウッドはボールをかなり右寄りに置かないとフェイス面が目標を向かない。

ところが今のゴルフスイングはボールを左足の先に置くT字型が普通で、昔のようなY字型スイングを使うゴルファーは少ない。だから気をつけないと左に吹っ飛んでしまう。自分で目標にスクエアな補助線を引くことを勧めます。

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